飛騨市神岡町館野町で新築工事に着工いたしました。
弊社では全棟必ず地盤調査を行っているのですが、このあたりの地盤は造成地が多く、
これまでもあまりいい数値が近隣の土地ででていないので、特に注視して基礎設計を
しなければと思っていました。
家を建てる直下の地盤を5点ほど選定し、その場所をスウェーデン式サウンディング試験機により
地盤にどれほどの強度があるのか、また家の荷重に耐えられる支持層が、
地盤面下どれほどの位置にあるのかを推定し、その強度数値と共に、基礎設計の判断材料と
なります。
その日の夕方に送られてくる調査結果速報により、やはり地盤改良が必要だとわかったのですが
支持層が2m以内と浅かったので、土壌に専用のセメントを撹拌させて強度を出す表層地盤改良工事
を行うこととなりました。
今回は全部で22袋(1tパック)のセメントを土壌と撹拌させて改良を行いました。
埋め戻しは、30cm~50cm程度づつ転圧を行いながら、地盤を締め固めていきます。
試験体サンプルを現場の地盤より採取し、しっかり強度が出ているかを確認して終了となります。