昨年富山市で新築させていただいた低燃費200mm断熱住宅の
床下点検を行いました。
全国的に猛暑を記録している今年ですが、富山市でもこの日は
34.9℃。暑い、暑い。
夕方の19時くらいにお施主様のところに伺ったんですが、おそらく屋外は
30℃ほどはあったかと。(計り忘れました 汗)
ピンポーン!と鳴らし、玄関ドアが開いて中に入ると
涼しい~~~というか少し寒いくらい 笑
お話を伺うと、数か月前に生まれた赤ちゃんのために、少し温度を下げ気味にして
床下エアコンで冷房をかけているとの事。
リモコンを見てみると床下エアコンの設定温度は25℃で、現在の室温は26℃になっていました。
涼しい~。
床に半分埋め込んでいる床下エアコン
ここから、全館空調を行います
床下エアコンで調温された空気をこのファンとダクトで強制的に送り
家全体の冷暖房を行います
湿度を下げた涼しい空気は、床下のガラリからファンの力で押し上げられて
室内に上がってきます。冬は暖気が上がってきて、窓際のコールドドラフトを
防ぎます
床下の冷房で気を付けなければならないのが、床下結露です
現在床下の温度は24.5℃
現在の床下の相対湿度は44.3%
この床下の露点温度は11.1℃なので、床下に11.1℃より低いところがあると
そこで結露することになります
床下の基礎の表面温度は、場所によって13℃~16℃くらいなので少し注意が必要ですが、
蓄熱量のあるコンクリートが使える基礎断熱工法は、夏でも冬でも非常に有効ですね。
室内環境は非常に快適です
エアコンの効きがよくて200mm断熱が非常に効いている感じを受けたのと、
日射遮蔽の部材、例えば外付けブラインドのヴァレーマやシェードを当たり前のように
新築時に提供して行かなければならないなと
この猛暑で勉強させていただきました。
夏は日射遮蔽がすごく大事です!!