先日、社員旅行で三重県に行ってまいりました。
この関宿は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、
町並みの景観保護を行っています。
軒を抑えた建物の景観や、板壁や漆喰の外壁、
非常に趣のある街並み景観でした。
特に個人的に目を引いたのが、外壁の板の貼り方。
一般的には、板を横にして張りあげていくことが多いのですが、
ここ関宿の外壁板壁は、下の写真のように板を縦にして貼っています。
木目に沿って雨水が下に流れていくので、雨水の事を思えば
外壁板貼りの理想的な貼り方なのかもしれません。
その後に、訪れたのが伊勢神宮とおかげ横丁。
おかげ横丁の街並みも、個々の建物に
それぞれ個性があって、非常に活気に満ちあふれています。
高山の古い街並みや先ほどの関宿などの一般的な建物は、
道側に雨が流れるように軒を道側に作っているのですが、
このおかげ横丁は、妻壁を道側にして作ってある建物が多いため、
見栄えある店舗構えになっています。
妻屋根の出が少ないため、板壁にまんべんなく雨水や日が当たり、
妻壁全体が均一に焼けているので、板壁の古さがあまり気にならないような気がします。