10月7日~9日にかけて、宮城県石巻市雄勝町へボランティア活動を
行ってまいりました。
7日の午後8時半ごろ神岡を出発し、富山県~新潟県~福島県~宮城県とバスで移動。
なかなか車中で寝れず大変でしたが、なんとか9時間ほどかけて
朝5時半ごろ石巻市に到着しました。
道の駅で少しの休憩後、作業場所の雄勝町に向かったのですが、その道中は
ニュースで見かけた津波による被災地そのままの状況で、
7か月経った今でも、ガレキや傾いている家の多さに愕然となりました。
今回の活動内容は、石巻市雄勝町にある鮭の繁殖場の土砂上げ作業。
この場所の着いて、まわりにほとんど建物ないんだと思っていたら、
実は津波で住宅地が流されてしまっていて、草むらに隠れている基礎だけが
残っている状況で、見た目には何もないように見えていたのです。
また、津波で塩水に浸かってしまった杉は茶色く枯れてしまっており、
十数メートルあるその杉の木の真ん中あたりには、津波で運ばれてきた
衣類がひっかかっていて、津波の高さや当時の状況が目に浮かび、
津波の恐ろしさを改めて感じました。
(4月開園予定だった被災した保育所と枯れた杉林)
繁殖場には大きなコンクリート製の水槽がいくつもあり、多くの土砂が流れ込んでいて
スコップで土砂を上げて、一輪車で運ぶ。
この作業を黙々と続ける事6時間あまり・・・・。
衣服は泥まみれ、次第に手が上がらなくなってきて、非常に過酷な作業となりました。
あまりの土砂の多さに予定していた作業の半分ほどしか行えなかったのですが、
地元の組合の方達に喜んでいただき、帰路につきました。
今回の作業を通じて感じた事は、さまざまな形で継続的な支援が必要だということ。
東北地方に旅行に行って現地で買い物をしたり、現地の人々とネットを通じて交流したり、
さまざまな支援の形があると思いますが、自分なりに自分の形で
継続的に支援して行きたいと思います。